天井が△(三角)の場合 どうしましょう!?
ホームシアターはピュアオーディオと違って 天井面や壁面にプロジェクターやスクリーン、スピーカーなどを
設置するケースが多いので、天井や壁面の形状によってはご要望に沿ったシアターが実現出来ない場合があります。
例えば・・・
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以前から何回も機器を購入頂いているお客様から新築を機に
シアタールームを作りたいとのことで相談いただきました。
お客様:
「・・・少し形が変わった部屋なのですがどうでしょうか?」
加藤:
「図面を拝見させて頂きます。(どれどれ・・・)」
…
……
…………
お客様:
「屋根が三角なんです!」
加藤:
「!・・・なるほど・・・」
「構造で上に行けばいくほど幅が狭くなりますのでスクリーンの
大きいサイズは難しいですね、下の傾斜の無いところなら100インチも
出来るかも知れませんが、画面が下になりすぎますし可能なところ
80~85インチぐらいでしょうか」
お客様:
「出来れば大きなサイズを付けたいです!!」
これは悩みました、サイズを取れば画面位置が
下になりすぎたりヤマハDSPのフロントエフェクト
スピーカーの位置の兼ね合いもあり且つスクリーンの
BOXも造らないといけません。
でも理想より小さいサイズはせっかくのホームシアター
導入の楽しさが半減されます。
ココからはハウスメーカーの設計の方と打ち合わせを
重ね、画面サイズとスクリーン位置の
絶妙なバランスがとれました。
当社はKIKUCHIと特約店契約を結んでいますので
画面サイズやSTOP位置の特注が可能です。
サラウンドスピーカーは天井内で角度可変可能な
スピーカークラフト製で解決が付きました。
プロジェクターもビクターの重量級ですが、
強度のある棚をさらにワイヤーで補助しています。
画質は部屋の形にはほとんど影響されませんが
音質はこの三角の部屋ではいったいどうなるでしょうか!
お客さんとこけら落としの瞬間です!
お!
おお!
おおお!
いつもよりサラウンドの音が多く廻っております!!
これほどの音の包囲感は普通の部屋の形ではなかなか耳にすることがありません。まるで教会でゴスペルを聴いているみたいに
天井から音が降り注いでいます。なるほど、だから教会の形は三角になっているんですね。
三角などの変形のお部屋はシアターに向かない形のようですがじつは真四角のお部屋より長方形で有ったり、壁や天井に少しでも
傾斜が有ったり、天井など一部が吹き抜けていた方が、調音処理を別にして音がスッキリする場合が有ります。コンサートホールや
音楽室が斜めや段々になっていたりするのと同じです。
今回音的にもいいシアタールームになりました。
さてこのお宅、どこでも楽しめるように
リビングにもサブシステムのホームシアターを
導入しています。
この内容、とてもサブシステムに見えません!
*KEF iQシリーズにインテグラです。。。
ちなみにオートメーションリモコンも
シアタールームとリビングで計2台です。
さらにリビングとシアタールームはリンクしていますので
リビングのBDレコーダーの映像をシアタールームでも
鑑賞可能です。
ターミネーターが目を光らしていたので
緊張して仕事しましたが(笑)、
*ブルーレイソフトのコレクションが凄い!!
シアター三昧のお宅になりました。
ご主人の夢がかなって良かったです。
ホームシアター工房 大阪 加藤 明
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