ホームシアターインストーラーの仕事147~自然に溶け込むインビジブルシアター
建築地は森の中で自然のサラウンドが心地よい癒しの空間。季節によっての変化が楽しいところでしょうね。建物の2Fのセカンドリビングをホームシアター兼、応接スペースとして計画。理想的なインビジブルシアターを導入致しました。
システムとしては100インチ、7.1chシアターですが、プロジェクターは昇降機に収納、スピーカーは天井埋め込み、サブウーファーは造作家具に収納と出来るだけ普段は機材が目に付かない設計としました。iPadで『スタート』すると何もないところから、じゃじゃじゃ〜んと映像と音があらわれるのでサプライズ感はかなり高めです。普段は自然を楽しみ、時折シアターで映画や音楽を楽しむ、このメリハリが演出となってより感動を呼ぶのだと思います。
昇降機はCAV HT-70、プロジェクターはJVC DLA-X30。シアタースタートはこの状態で、終了時には天井内に収納されます。サラウンド/サラウンドバックスピーカーも天井にスッキリと埋め込まれています。壁にはレコードジャケットが飾れるようにステイが取り付けられています。ちょっとした工夫でシアタールーム度は上がります。好きな映画やアーチストのポスターなどを飾るのもカッコいいですよ。
AVアンプとサブウーファーは造作家具の扉の中に収納しています。
『昔聴いていたレコードをもう一度聴いてみたいんです…』とのオーナー様のご希望でレコードプレーヤーをシステムの中に組み込みました。大きなジャケットを眺めながらレコードを慎重に取り出し、そっと針を乗せて…『へ〜い、じゅ〜〜』。音が鳴り出した瞬間の感動ったらなかったですね。大変喜んで頂き、また聴いていた当時の事を思い出されたようでした。アナログが好きな人からすればスマホやパソコンで音楽を聴くとどうも音が軽いと言います。アナログの音には思い出の重さが乗っかっているから重いんでしょうね。一本の映画、一曲の音楽を大切に楽しみたいですね。
スピーカーはスピーカークラフト プロファイルAIM8 Threeとプロファイル AIM 7 Three。プロファイルシリーズは枠が無いので数ある埋込スピーカーの中でもスッキリ度が高いです。
スクリーン裏には電動カーテンを設置。こちらもiPadにて操作可能。照明とともにシアターと連動させています。
電動カーテンを開けたところ。普段は大きなフィックス窓から外の景色が楽しめるようになっています。
1Fには3ゾーンに配信をするBGMシステムも構築しておりますが、3ゾーンのうち、2ゾーンはお家の玄関前と裏庭。シアター施工の際には外構がまだ出来ていなくてスピーカーの設置も出来ず。これからの季節、雪が多くなると言う事で続きの工事は暖かくなってからという事になっております。スピーカークラフトの全天候型スピーカーも早く紹介したいところです。
ホームシアター工房 田中
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