ホームシアターインストーラーの仕事215~『ホームシアターリフォーム』完成!!③
『ホームシアターリフォーム』物件③です。まずは①と②をご覧ください。今回で最後ですが、細かなインストールアイデアを紹介します。
以前にもご紹介しましたが、電動バーチカルカーテンです。シアターやカラオケの開始と終了に合わせて作動します。採用したメーカーの物はカーテン溜まりも小さく、150インチスクリーンを収める事が出来ました。
元々の窓は倍の大きさがありました。窓が大きいと遮音的に不利になりますので、半分の大きさにして、ハイグレード内窓、「まどまど・スタンダード」を設置。ガラスはスタンダードなペアガラス。2枚の3mmのガラスの間に6mmの空気層を取ったガラスです。今回、お部屋全体に防音工事は施しておりませんが、窓など開口部をケアするだけでも外に対しての音漏れを軽減する効果はあります。
それに今回はさらに、遮音と遮光を狙って脱着式の木製カバーを付けてみました。隙間も最小限にして、ゆっくり押すと、す~っと収まる感じにしています。これにするとカーテンなどを設置する必要もありませんので見た目的にもすっきりできたかと思います。普段あまり開閉しない窓であればとても有効です。
バーカウンターを造作、ガラス棚を設置致しました。
スペースに余裕がありませんでしたので、棚の大きさ、カウンターの位置、プロジェクター位置は何度も検証しました。苦労しましたが、造って良かったです。ここも床暖房が入っています。奥には冷蔵庫とレンジが見えます。
ホームシアターとカラオケはiPadで一括制御、操作できるのですが、この壁ボタンを押しても、シアターとカラオケのそれぞれの開始と終了、バーチカルカーテンの操作などが出来るようになっています。iPadでの操作はもちろん便利ですが、壁のスイッチを押す方がより便利である場合もあります。使用される方、シーンによって使い分けが出来るようにしてあります。
大きな床コンセントを設置しています。写真にはありませんが、60インチTVを設置した移動式TVボードがあり、普段は隣の倉庫に格納してますが、シーンによってはそれを使用されるという事で、簡単に接続できるようにしています。
TVアンテナやLAN、アナログの映像、音声端子、コンセントはもちろん、HDMIの端子も設置しています。HDMIの場合、この様に接点が増えると不安定になる場合もありますが、使用した端子、ケーブル(10m以上使ってますが)では大丈夫そうです。
ホームシアター工房 田中雅史
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