【インストーラーお勧め商品】立体的な音場再現に磨きがかかったKEF Rシリーズ!
こんにちは、ホームシアター工房インストーラーの和田です!
さて、今回はスピーカーをご紹介させて頂きます。
ホームシアターに限らず、オーディオを楽しむ際に絶対に必要なパーツとして真っ先に上がるのはスピーカーでしょう。
特に使用する台数の多少を別にすれば、全てのオーディオ再生は現在、ステレオ方式といわれるL/R(左右)スピーカーを2台使用して再生する方式をベースにしている為、その重要性は言わずもがなです。
でも「スピーカーって結局のところ音が出てくるだけだよね?何を使えば良いの?」と言われることもありますので、今回は英国の老舗ブランド「KEF(ケー・イーエフ)」社のハイエンドモデル「Rシリーズ」をベースに少し触れていきたいと思います。
先ず音の「再現度」という考え方がスピーカーにはあるのですが、これは大まかにいえば音の「質」・「量」・「強さ」という内容をどこまで上げられるかで「再現度」の性能が決まってくると考えて良いでしょう。
当然、性能を上げれば上げるほど実際に目の前で演奏されているような音になっていくのですが、この「目的」に対する「手段」が各メーカーの考え方によって非常に多彩になってきます。
その「手段」の違いが各メーカーの音の違いという事で、今回のご紹介の「KEF」社にも独自のノウハウと搭載技術があるんですね。
先ず同社の代表的な技術として「Uni-Qテクノロジー」というものがあります。
スピーカーは一般的に高音域再生用の「トゥイーター」・中音域再生用の「ミッド」・低音域再生用の「ウーファー」と呼ばれるユニットで構成されており、このうちの「トゥイーター」と「ミッド」を構造上の同じ軸上に配置することにより、ユニット間の物理的な音の「ズレ」を無くしてより自然な再生音を獲得しましょうというのが本技術になります。
この技術によりKEF社は他社とは一線を画すとても自然な中・高域の再生を実現しています。
また「点音源システム」とも呼ばれるこのシステムは、現在KEF社の代名詞とも言える技術で同社の中核を担う技術として様々なモデルに搭載されています。
当然こちらの「Rシリーズ]にも搭載されており、上位シリーズらしく様々な高品位パーツを惜しみなく投入することでさらなる再生音の向上を図っているのですが本シリーズはそれだけでは終わりません。
モデル名に記載される「Meta」は「Metamaterial Absorption Technology(MAT)」という同社独自の吸音技術を指し、これが音質向上にとんでもなく効いています。
どんな技術かというと平たく言えば「吸音技術」、スピーカーユニットから発生する「余分な」音を吸収してより「明瞭」な再生音を獲得するのが目的です。
スピーカーは基本的に「コーン」という円錐上の板を前後運動して音を再生しますが、前後運動をする以上音は「前」にも「後ろ」にも発生します。
不要な後ろ側の音は「ノイズ」となり、実際の再生音に音の「曇り」や「余分な中域増」等様々な形で発露してしまい、聴感上の違和感と言ったらとてもとても…。
必要なのは前に出る音なのに、後ろにも音が出てしまい必要な音にも悪い影響が出てしまうので、これを効果的に消す必要が出てきますがそう簡単な話ではありません。
吸音しすぎれば必要な音にも影響が出ますし、効果が少なければ意味が無いどころかさらなる悪影響が発生します。
この問題の1つの回答としてKEF社が採用したこの「Metamaterial Absorption Technology(MAT)」は、ユニットの背面に複雑な迷路上の吸音部を設けることにより発生する余剰音の99%の吸音を実現しました。
これは従来の一般的なスピーカーの60%をはるかに超える内容です。
当然その効果は絶大で、信じられないほどのクリアな再生音を実現、音楽再生も映画再生もジャンルを選ばないなんでもござれの無敵の内容へと進化しました。
同社のハイエンドモデルはもともと評価の高いものでしたが、この革新技術の力によりさらに揺るぎないものになりました。
非常に効果の高いこの「Metamaterial Absorption Technology(MAT)」、いつかミドルやエントリークラスにも搭載してほしいなんて思うのは私だけでしょうか(笑)。
当店が自信を持ってお勧めする従来とは全く違う実力のKEF Rシリーズ!
ラインナップも幅広く、大型フロアスタンディングからブックシェルフ・センタースピーカー・Atmos用サラウンドスピーカーまでありますので、ハイグレードなシアターにもピッタリな製品です。
興味をお持ちの方は是非ご相談下さいね!
<今回紹介した製品>
KEF R Series HiFi スピーカー R5 Meta
設計 3ウェイ・ バスレフ
ドライバー ユニット Uni-Q Driver Array: HF: 25 mm vented aluminium dome with MAT MF: 125 mm aluminium cone Bass Unit: LF: 2 x 130 mm hybrid aluminium cone
クロスオーバー周波数 400 Hz, 2.7 kHz
周波数帯域(-6dB) 38 Hz – 50 kHz
室内における標準的な低音域特性(-6dB) 29 Hz
周波数特性 (±3dB) 52 Hz – 28 kHz
高調波歪み(90dB, 1m) <1% 75 Hz and above <0.5% 110 Hz – 20 kHz
最大出力 110 dB
推奨アンプ 15 – 200W
公称インピーダンス 4 Ω (min. 3.2 Ω)
感度 (2.83V/1m) 87 dB
重さ 24.5 kg (54.0 lbs)/1本あたり
寸法 (高さx幅x奥行き) ターミナル込み 1025 x 175 x 344 mm
寸法 (高さx幅x奥行き) ターミナル・台座込み 1072 x 272 x 344 mm
カラー ブラックグロス / ホワイトグロス / ウォールナット
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