音楽好きにはたまらない!シンプルで贅沢な専用室が完成
お部屋:専用室
場所:大阪府
インストーラー:中川 英久
ホームシアターの王道といえば何を言っても専用室ですよね。
昨今の機材は「お部屋や使用状況を選ばない、その差を少なくする」とはいえやはり専用室の有利は揺るぎません。
今回はオーソドックスではありますが、「ご自宅」と「専用室」の観点から見て非常に完成度の高い内容をご紹介させて頂きます。
本件は先ずハウスメーカー様からのご紹介がスタートでした。
オーナー様が無類の音楽好きとのことで、その流れで専用室を用意して本格的に楽しめるようにとのご依頼です。
上記の「シンプル」なご希望に沿えるよう、私共が最初に心がけたのはこちらも「シンプル」のスタンスを貫くこと。
インストーラーの性として、専用室と聞くと張り切りすぎて提案がオーバーになってしまうこともありまして(汗)
単純にオーバーだということならそこまで問題はないのですが、クオリティを望みすぎて奇を衒うような内容になると「シンプル」から離れてしまうことにもなりかねません。
特に今回は「音楽」と「映像」の「シンプル」な共存をテーマにご提案しようとの想いがありましたので、ホームシアターを構築するにあたり重要なポイントをしっかりと抑えることに注力いたしました。
先ず、機材選定として映像側にエプソンの「EH-LS12000」を選択。
4K対応は当然として、レーザー光源を採用した高コントラストが暗室を実現できる専用室にはバッチリとフィットします。
何よりこのモデルが実現している非常に自然な画質造りがより際立つのも、専用室ならではですね。
当然、投影するスクリーンにクセがあっては元も子もないし動作音が煩いと興もそがれてしまいます。
そこでスクリーンにはキクチ科学研究所のStylistシリーズ「SES-110HDWA」を採用しました。
このモデルは動作時の静音性が特徴で、お部屋が静かになる傾向の専用室ではより高い効果として現れます。
視聴前のワクワク感を損なうことが無い静かな動作音、地味ではありますがとても重要ですので皆様も是非押さえておいてくださいね。
次にサラウンド環境ですが心臓部にはデノンの「AVR-X3800H」を採用して音質の確保をしました。
最も重要となる対応フォーマットも充分、音楽再生時に効いてくる「アンプの基礎設計」のクオリティが高いのも見逃せませんね。
そして最終的に発音するスピーカー部にはKEFの「Qシリーズ」にて対応。
もともとオールジャンルに対応できるという評価の高い同社の「Qシリーズ」ですが、全チャンネルに採用したことでその効果は何倍にもなります。
機材メーカーやモデルが混在しがちなホームシアターですが、やはり揃えることが出来るのならばその内容は充実します。
再生部にはソニーの機材で画質音質のばらつきを押さえました。
レコーダーは「BDZ-FBT4000」であらゆる再生ソースに対応した上で、「PS5」でさらに補強。
放送もゲームもなんでもござれ、オールマイティな使用環境に全く隙の無い機材環境を構築できました。
さらに、専用室ということでお部屋側の環境にも注力。
暗室効果と視聴効果をさらに高めるために仕上げは暗色を採用していますが、普段時に暗くなりすぎない絶妙な配色にて構築しました。
因みに良く見過ごしがちなフロアも隙無く仕上げています。
上記の内容で仕上がったこちらのシアタールーム、非常にシンプルですが各パーツの相乗効果によりクオリティが何倍にも高く仕上がりました。
本案件の内容にオーナー様にも非常に高い満足を頂きまして、この環境でよりディープに音楽を楽しめるようにとCDやアナログのプレーヤーを準備されており、おいおい追加していくとの事です。😊
存分に音楽・映画鑑賞を堪能されているようで、本当に嬉しい限りです♪
リビングや専用室等、使用環境にはそれぞれ適性があります。
一方では有利なことが、一方では不利になることも多いのがホームシアターの構築です。
私共にはそのノウハウが豊富にございますので、お気軽にご相談くださいね。
<主な使用機材>
プロジェクター EPSON EH-LS12000
スクリーン キクチ科学 SES-110HDWA
AVアンプ DENON AVR-X3800H
フロントスピーカー KEF Q950
センタースピーカー KEF Q250C
リア/アトモス用スピーカー KEF Ci160.2CR
サブウーファー KEF Kube10b
録画再生機器 SONY BDZ-FBT4000
ゲーム/再生機器 SONY PLAYSTATION 5
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