【インストーラーお勧め商品】バックボックスで音漏れ対策UP！KEF埋込スピーカーをご紹介【KEF Ci100.2QR】
こんにちは、ホームシアター工房インストーラーの和田です！
先日、当ブログにてイギリスの老舗ブランド「KEF（ケー・イー・エフ）」社様のスピーカーについて少し触れさせて頂きましたが、今回は同社の埋込スピーカーシリーズ「Ciシリーズ」をテーマに埋込スピーカーについて迫っていこうと思います。
先ず本シリーズの名称「Ci」とはカスタムインストールを指しており、意訳してみるなら「必要に合わせて設置する」と言ったところでしょうか。つまり、KEF社様よりお部屋や環境に合わせて設置してほしいという想いのこもったアイテムになるかと思います。
埋込スピーカーという機材は通常のスピーカーと違い壁面や天井に文字通り「埋め込む」為にスピーカーユニットのみと言った機材が多く、単体では一般の方では取付すらままならないことが多いと思います。
その為にご自身の使用環境にてとお考えの方にはハードルの高い機材となる事がありますが、そのハードルを超えることが出来れば通常の設置型スピーカーには得難いメリットが発生します。
何といってもスペース効率の良さ、これは機材の大小はあれど設置型の機材では得られないメリットとなります。
そもそも「置かない」ので、それが天井であれ壁面であれ設置環境のスペースを圧迫することがありません。
次に安全性。
大小問わず「置かない」ことにより不慮の出来事による転倒や接触の心配がありません。
壁面設置の際は僅かに接触の可能性が残りますが、天井設置の際はほぼ皆無となります。
小さなお子様がいらっしゃる方や、不特定多数の方の出入りが想定される環境でのメリットは測り知れません。
上記のように、物理的な観点からのメリットは計り知れないので良いとことばかりな気もしますが、当然物理的なハードルも要求されます。
機材設置想定箇所の物理的な可否、設置後の位置変更の難易度の高さ、配線の問題。
何より「埋め込む」ことによる構造物内部への音漏れ等は、設置環境や使い方によっては無視できない大きな問題となるでしょう。
そこで、機材単体から発生する問題には各メーカー様にて対応している内容がございます。
今回のテーマであるKEF社様の「Ciシリーズ」について、特に設置部の物理的な制約に取り組んでいるモデルが多く存在します。
中でも設置内部への干渉を最小限に抑えたモデル「Ci160TS」は最小奥行36mmを実現しており、奥行の少ない箇所への取付を可能にしています。
そしてホームシアターによく採用されているサラウンドスピーカーの埋込設置に関しては、日本の住宅環境を鑑みても周囲の環境への音漏れを抑る為には小ぶりながらバックボックスを採用している「Ci100.2QR」はなかなか良い選択になるかと思います。
「Ci100.2QR」は小さめなサイズのスピーカーになりますので、スマートに廊下や脱衣所、WICなどに設置してBGMを再生させるなんて事にもオススメです！
当然KEFだけあって音質の良さは間違いなしですね。さらにCiシリーズは目的に合わせて非常に豊富なラインナップとなっていますので、我々インストーラーにとっても心強い味方となる本シリーズ、是非ともチェックしておいてくださいね。
ただ、我々が得意とする埋込機材は専門知識や設置技能が必要となります。
設置技術は当然として、BGM環境の場合とシアター環境の場合など目的によって多彩なノウハウが必要となるのも事実です。
決して安易にご自身で設置しようとせず、必ず私共を始めメーカー様や専門店にご相談くださいね！
＜今回紹介した製品＞
KEF（インストール向けスピーカーSoundlightシリーズ）Ci100.2QR
使用ユニット LH: 75mm (3in.) Uni-Q / HF: 16mm (0.6in.)
クロスオーバー周波数 3.5kHz
周波数帯域（-6dB） 38 Hz – 50 kHz
室内における標準的な低音域特性（-6dB） 29 Hz
周波数特性 90 Hz-27 kHz 背面開放時 / 130 Hz-27 kHz リア・エンクロージャー使用時
高調波歪み（90dB, 1m） <1% 75 Hz and above <0.5% 110 Hz – 20 kHz
推奨アンプ 10-50W
公称インピーダンス 4 Ω
感度 (2.83V/lm) 83dB
重さ 0.50kg（0.65kg with back can） /1本あたり
寸法 (直径x奥行き) 136mm×57mm（背面開放時）/ 136mm×110mm（リア・エンクロージャー使用時）
穴開け寸法 Φ118mm
取付板厚 最大板厚: 22mm～最小板厚: 6mm
表面からの取り付けの深さ 52mm（103mm with back can）
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