傾斜天井にプロジェクター設置!白基調のお洒落な5.1.2chリビングシアター

お部屋:リビングホームシアター
場所:神奈川県(2022年4月)
インストーラー:曾根 竜斗

オーナー様や建築会社様の数だけデザインは存在し、同じレイアウトは皆無と言って良いのがリビングスペースです。
それだけオーナー様や設計者様の拘りも現れやすいこのスペースですが、インテリアデザインや解放感の観点から傾斜天井を採用している空間も珍しくありません。
今回はそんなお洒落空間の導入事例のご紹介です。

オーナー様はご夫婦供に20代の比較的若いご年齢、2匹の猫ちゃん達と生活をされている方達で、ご新築に合わせてご相談を下さりました。
冒頭にて触れさせて頂いた傾斜天井のリビングに、お部屋のデザインに溶け込むような内容をご希望ということで。

先ず、傾斜天井の際に一番の問題となるのはプロジェクターの設置方法です。
通常、天井設置する金具はあくまで接地面が水平の場合が多く、傾斜天井には対応していません。
従って特注制作にて天吊金具を制作して対応するのですが、問題はそれだけではありません。
多くの場合、傾斜天井は比例して天井高が高くなるので、ただ設置するだけでは狙った視聴位置に映像が映せなくなることが多々あります。
そこで今回はこちらも特注のロングシャフトを採用して理想的な設置高さを実現しています。
こうすることで設置問題は無事にクリアになるのですが、そうかこれでOKなんだと簡単に真似をするのはご留意下さいね。
機材により設置位置は違いますし、何より設置高が高くなるということはそれだけ危険性も増します。
必ず私共のような専門店にご相談ください。

これでプロジェクターの設置問題はクリアになりましたので、次はスクリーンの設置に行きましょう。
写真を見てもらえると、向かって左側の窓枠の高さに合わせて正面と右側面に造作が施されているのが解るかと思います。
右側の造作部には間接照明が施されているのですが、正面側の造作部分、こちらにスクリーンを隠蔽設置させて頂きました。
意外にもスクリーンは無骨で目立ってしまうので、こうした建築デザインに合わせて設置できると無理なく溶け込ますことが出来ます。
初めて訪れた方はスクリーンがあるとは気づかないかもしれません(笑)

そして普段目に入る、所謂見える部分は全てホワイトにて統一させて頂きました。
特にフロントスピーカーやサブウーハーは音質を確保すると大型になりがちなので、色をお部屋に合わせられると馴染みやすく、圧迫感の軽減にも繋がります。
因みにですが、プロジェクターのみアクセントカラーとしてブラックにしています。
空間スペースに高さ等の余裕がある場合、敢えてこうすることで際立たせることもできますので参考にしてくださいね。

再生機器はどうしても目立ってしまうので、今回はハウスメーカー様とのコラボデザインにて家具を造作させて頂きました。
隠蔽設置の観点から収納部が蓋になっていますが、赤外線中継器を導入しているのでこのままでも操作可能なんですよ。

本案件ですが、建築会社様のご尽力もあり傾斜天井のスペースに関わらずとてもスッキリと設置が出来ました。
もし現在お部屋のデザインから設置が難しいかも、なんてお悩みの方は遠慮なくご相談下さいね。

<主な使用機材>

プロジェクター:JVC DLA-X590R
電動スクリーン:KIKUCHI GEA-120HDW
壁掛テレビ:SONY XRJ-65X90J*施主支給品
AVレシーバー:DENON AVR-X2700H
フロントSP:DALI SPEKTOR 6
センターSP:DALI SPEKTOR VOKAL
サラウンドSP:DALI PHANTOM E50P
フロントハイトSP:DALI PHANTOM E50P
サブウーファー:DALI SUB-E9N

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