ホームシアターインストーラーの仕事59~神戸市の防音ルーム2

PB180947.jpg神戸市の防音現場です。積水ハウスさんからはスケルトン状態で引き継いでそこから防音工事を行います。建築さんの壁にも予め幾つか仕込みをお願いしてより性能を高めれる工夫をしています。


PB180950.jpg建築さん構造板より床組みを開始しています。


電気図面a.jpgスケルトン状態での部屋寸は4,729x6,249x2,947mm。壁はSクラスですので、2層の防音壁を作ります。長辺はそこにクロス仕上げ。短辺の壁はさらにもう1層追加してオトカベL80、L90で仕上げします。天井も2層構造での施工です。
プロジェクターの設置位置の仕込みはもちろん、スクリーンBOX、照明の配置/回路分け、カーテンBOXのサイズなども設計を行い、現場とお打ち合わせします。


電気図面b.jpgオトカベの割り付け、コンセント、各種スイッチの位置、スピーカーの補強、配線の取りだし口の指示を書き込んでいます。スピーカーは11.2ch対応となりますので、スピーカーの機種や11.2推奨位置、部屋の大きさ、視聴位置、窓位置を考慮して決めました。


電気図面c.jpg天井はオトテンを使います。こちらも割り付けが非常に重要になります。今回はオトテン アコースティックブロックを使用しますが、ボーダーとの割合によって吸音性能も変わってきます。
防音工事だけでもこの規模になると約30日かかります。防音工事が終わってからシアター工事に移行します~。
ホームシアター工房 田中雅史

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